「ミャンマーとの対話」U Zaw Min Khaing(ウ・ゾー・ミン・カイ)氏
10月12日午後1時に葛西臨海公園で「海洋アジアの絆」主催で開催された「日本台湾アセアンのスポーツ文化友好フェス」で行われた「アジアとの対話トークショー」に、鈴木信行が登壇した報告。
U Zaw Min Khaing(ウ・ゾー・ミン・カイ)氏
在日ビルマ連邦少数民族協議会議長・アラカン民族日本代表
英語通訳を交えてトークショーを行なった。
在留ミャンマー人の皆さんの生の声を聴いて、現実のミャンマー少数民族の歴史を理解することが、日本人とミャンマー人との友好を進めることになり、相互理解のためにも必要なことである。
内戦が続くミャンマーでは、9月27日に少数民族であるカレン族とミャンマー政府軍が交戦している。
日本にいる少数民族の皆さんとの対話で、ミャンマーには135部族も少数民族が存在することを知った。そして今もなお内戦が続いている。
ミャンマーの内戦は、同国が英国から独立する1948年前後に端を発し、世界で最も長く継続している。民政移管後の現在も各地で戦闘が散発しており、現在も合計で数十万人の難民と国内避難民がいる。
難民の多くは、カレン、カレンニー、カチン、モン、シャンなどの諸民族であるように、ビルマの内戦はマジョリティのビルマ族が主導する政府とマイノリティの諸民族の衝突という構図で捉えられる。
ミャンマーのカイ氏が日本を永住の地に選んだのは、日本は人権が尊重され平和だからだ。日本人は世界に誇るべき平和を長年享受しているのだ。
世界には様々な国と民族が存在することを理解して、お互いに尊重しあいながら共存して行きたいものである。
写真は大東亜戦争中に日本軍が造った「日本橋」。
ミャンマー人はジャパン・ダダーと呼んでいる。
(公式ブログより)